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訪問者 その10
2009/03/09(Mon)
 村 「しかし、君もヒドいことするなあ。なにもノートぶつけんでもええやないか・・・」
顔を濡れたタオルで冷やしながら、村上さんは僕に言った。
 N 「村上さんが悪いんでしょ。仏の顔も三度まで・・・って言葉、知ってますか?」
 村 「何が『仏の顔』やねん、ちょっとからかっただけやがな。ほんま、スケールの小さい
    男やなあ、君は。そんなことやから、すぐにビビッて気絶するんや。
    あれぐらいで気絶するなんて、どんだけチキン・ハートやねん。
    あ!!わかった!!君、前世はきっとニワトリやで。うん、間違いないわ、これは」
 N 「ほんと、好き勝手言ってくれますね・・・」
僕はもう呆れかえってしまい、言い返す気力も失せてしまった。
そして、床に落ちたノートを拾いながら、僕は言った。
 N 「ところで、こんな変わったデザインのノート、よくダ〇ソーで売ってましたね。
    僕もよくダ〇ソーに行くけど、今まで一度も見たことないなあ」
 村 「あのな、言うとくけどそのノートは本物やで。本物の神の世界のノートやで。
    これだけは誤解せんとってや」 
 N 「そんなアホな・・・。神の世界の物が、人間界で売られてるって言うんですか?」
 村 「そうやで。あのな、君も今までこんな経験のひとつやふたつあるやろ・・・」
そう言うと、村上さんは急にまじめな顔になった。
 村 「いつも行く店で、どこにどんな物が置いてあるかよく分かってる・・・でも、ふと棚を見ると、
    新製品でもないのに、今まで見たこともない物が目に留まる・・・。
    あるいは、初めての店でもええわ。べつに今まで興味をもったような類の物でもないのに、
    見てるうちに、どうしても気になって気になって仕方がなくなってくる・・・。
    そして、気づいたらそれを買ってしまってる・・・。
    どや?こんなことって今まで何回かはあったやろ?」
 N 「う~ん、そう言われれば、あったような気はしますね」
 村 「やろ?あのな、そういうのって、たいていは神の世界の物やねん。
    どんな神さんかはわからんけど、それをその人に使ってほしくて、わざわざその人の目に
    留まるようにしてるんやで。
    まあ、君の場合は、ワシが直接持ってきたという珍しいパターンやねんけど」
 N 「へ~、そんなことがあるんですか・・・」
 村 「そうやねん。そして、それを手に入れて使い出すことで、その人の人生は、それまでよりも
    いい方向にちょっとずつ動き出すねん。
    だから、そういう物を手に入れたら、大事にせなあかんねんで」
 N 「う~ん、なんかしっくりこない話ですけど・・・。
    あ、でも、子どもの頃にいつも行ってた文房具屋さんで、衝動的に色鉛筆を買ったことが
    あって・・・」
 村 「ふんふん」
 N 「どうしてだか、今でもよくわからないんですけど、その色鉛筆を見たとたんに、『これで絵を
    描いてみたい』ってものすごく思って・・・」
 村 「それで?」
 N 「少ないお小遣いをはたいてそれを買って、その日から、家でも学校でも絵を描くようになり
    ました」
 村 「それで、なんか変わったか?」
 N 「変わったと言えるのかどうかわかりませんが・・・学校で僕が絵を描いてると、いろんな子が
    見に来るようになって・・・それで今までしゃべったことのなかった子たちとも仲良くなったり
    して・・・」
 村 「つまりは、そういう変化がでてきたっちゅうわけやな?」
 N 「そうですね・・・。そう考えると、あの色鉛筆も・・・」
 村 「どこかの神さんの贈り物やったのかもしれんな」
 N 「なるほどなあ・・・」
 村 「これからも、そういう物にめぐり会える機会はあるで、きっと。
    その機会を逃さんようにするのが、大事なことやで」
僕は、ちょっと村上さんの言ったことを信じる気持ちになった。
そして、丸められたノートをもとに戻すために、また逆方向に丸め始めた。


今日はなにかマジメな話になってしまいました。
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コメント
- Nさん、こんにちは☆ -
今まで気にとめていなかった物事も、視点を変えると、無性に気になったり欲しくなったりする・・・私もそんな経験ありますi-179i-201

色鉛筆のお話は、Nさんの子供時代のお話ですか?i-179

だとしたら、今の絵は子供時代から培われてきたものなのでしょうねi-190
2009/03/09 14:33  | URL | 璃音~Rion~ #-[ 編集] ▲ top
- Rionさん、ありがとうございます -
いえいえ、色鉛筆のお話はまったくのフィクションなんです。すいません m(_ _)m
でも、色を塗るのは苦手でしたが、絵を描くこと自体は子どもの頃から好きでした。
「自分はこういう人間で、こういうことにしか興味がなくて・・・」と決めつけるのではなく、いろんなものを受け入れられるような柔軟な姿勢は、いつももっていたいものですね =^_^=
2009/03/09 14:38  | URL | N #4.PzH.q.[ 編集] ▲ top
- こんばんは♪ -
村上さん、、、いいこと言うじゃないですか(それが本心なら…ですけど)!!
村上さんのトークも、全体的に、ちょっとカワイイ感じですし~♪
前半は、かなり笑えましたけど。

ところで、普段の生活の中で、何がキッカケになってそうなったのか、、、って、僕は、
あまり考えないんですね。でも、よ~く考えてみると、いろんなコトが絡み合って、
今の自分の生活が出来上がっているんだなぁ…としみじみ思いました。
きっと無駄なものは無いんですね、、、人や物との出会いの中にも、
その後、共有する経験の中にも。
素敵なストーリーをありがとうございました!
2009/03/09 23:45  | URL | shun #-[ 編集] ▲ top
- No title -
はいはい 私も同じでした 子供のころ 色鉛筆とかマジックペンとか揃っているのが欲しくて 色鉛筆とか色の多いのだと金とか銀とかの色が入っているじゃないですか  
あれが当時 羨ましくて 大人になって大人買いしたものと言えば色鉛筆だった覚えがあります まだ補充した色を除けばもってますよ~
しかし 昔は36色セットの色鉛筆持ってる子供はクラスでは図画の時間になると垂涎の的でしたが 今は100円ショップなどで24色とかのセット売ってるんですよね 子供のころの自分が見たらどんだけテンションあがったか 時代の流れですね

しかし 今でもパソコン内でも サイト回ってブラシとかパターンのパーツダウンロードしてて思うんですが ずらっと並んでいる"画材"を見ると何か・・ 何かこう来るものがあるのは 今も昔も変わりませんね!

しかし 物語と自分の書きたい事を混ぜて行く今回のような形式はいいかもしれませんね 読みやすいですし 物事硬くなりませんし 私も参考にさせて頂きます! それでは その11楽しみにしていますね~ と軽くプレッシャーをかけつつ去ります♪

2009/03/09 23:48  | URL | たまお #-[ 編集] ▲ top
- 心に・・・ -
今日の村上さんの言葉は心に響きますね。
ブログをはじめてから写真を撮るようになり
カメラも新しいものを購入・・・
カメラ、写真は私にとって神様(猫神様でしょうか?)からの贈り物だったのかもしれません。笑
まだまだ初心者ですが、おかげでこうしてNさんとも知り合えたわけですしね!
2009/03/10 08:21  | URL | sari #ccNGWMCQ[ 編集] ▲ top
- shunさん、ありがとうございます -
素敵なストーリーなんて言っていただけると恐縮です。
でも、村上さん、今回はちょっとだけ神様っぽかったでしょ? (^^ゞ
人との出会いはもちろんですが、物との出会いもその人の人生に大きく影響を与える場合がありますからね。
何かがほんのちょっとでも違っていたら、現在と同じ場所にはいなかったはずですもんね。
2009/03/10 12:56  | URL | N #4.PzH.q.[ 編集] ▲ top
- No title -
おーー!神様みたいなこと言ってる!!(笑)
今回はちょっとマジメですね、村上さん(^^)でも、神様からの贈り物っていうお話、もしそうだったら素敵だなぁ~~☆
2009/03/10 13:03  | URL | Aki #EVEuRZgM[ 編集] ▲ top
- たまおさん、ありがとうございます -
36色セットの色鉛筆・・・ほんと、子どもの頃はそれを持ってる子がうらやましかったです。
でも、今も、色鉛筆ではないにしろ、そういう物を見てドキドキできるのは、いいことなんだと思います。もちろん、物欲に支配されすぎるのは良くないことなんですが・・・。

物語の形式なんですが、もともとはこういうことを書くつもりで村上さんに登場してもらったんですが、なにかお笑いの要素のほうが主になってしまって・・・。
その11がいつ書けるかわかりませんし、それがたまおさんに参考にしていただけるほどのモノになるとも思えませんが、これからもよろしくお願いします (^^♪
2009/03/10 13:04  | URL | N #4.PzH.q.[ 編集] ▲ top
- sariさん、ありがとうございます -
sariさんのお心に響きましたか・・・それはうれしいです =^_^=
sariさんのお写真、いつ拝見させていただいてもとても素敵ですよ。猫さんたちに対するsariさんの愛情があふれています。やっぱり神様からの贈り物だと思います。
それに、sariさんがカメラを手になさるようになったから僕もsariさんに出会えたのですから、その神様に、僕のほうこそお礼を言いたい気持ちです m(_ _)m
2009/03/10 13:14  | URL | N #4.PzH.q.[ 編集] ▲ top
- Akiさん、ありがとうございます -
そうでしょ?なにか今回は神様っぽさをアピールしてるでしょ? (*^_^*)
Akiさんへの神様の贈り物は、やっぱり絵に関する物と、それにコハクちゃんとPoeちゃんですね (^◇^)
2009/03/10 13:17  | URL | N #4.PzH.q.[ 編集] ▲ top
- 贈り物♪ -
村上さん、良いこと言うてはるなー。
物や人との出会いって確かにありますねー。

うちの旦那と知り合ったのも運命かも!?
私がその10年前にダイビング始めてたら出会っていなくて、
でも何故かその時は友人みんなの都合が悪くなって実現せず……
など様々な偶然(必然?)が重なって今がございます。

魔法の色鉛筆。それが道先案内人なのかもしれませんね。
そして今度は魔法のパソコンで、
村上さんの次の言葉が伝えられるのを今は待ちたいと思います。
さあ今から神様の忘れ物を家捜ししようっと♪
2009/03/11 06:20  | URL | 森野帽子 #GxAO5jdM[ 編集] ▲ top
- 森野帽子さん、ありがとうございます -
そうですね、人との出会いも、神様からの贈り物なのかもしれないですね。
森野帽子さんも、旦那様と運命的な出会いをなさったのですね。

魔法のパソコンと言っていただけるほどのものが、これから書けるのかどうかわかりませんが、村上さんには今後とも活躍してほしいなあと思っています (^^ゞ
2009/03/11 15:14  | URL | N #4.PzH.q.[ 編集] ▲ top
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